古いピアノ

スタインウェイのアンティークピアノ
スタインウェイのアンティークピアノ

古いピアノを修理していると、現代のピアノとはアクションの機構の違いや、その他のパーツの収まりに当時のピアノ職人さんの創意工夫が見られ、現在のピアノに至るまでの系譜の片鱗を感じられます。


こちらのピアノ

スタインウェイのアンティークで型番不明。


響板貼替えのため鋳鉄製のフレームを外そうとしたところ、

フレームが上下に分かれている、現代ではお目にかかれない構造。


上側の金色の部分は、ネジをはずして簡単に取れたが、

下側の黒の部分のネジをすべて外してもフレームが外れない…


試行錯誤の結果、どうやらフレームの上側をクサビ状にしてピン板かませて、膠を流しこんで高さを調整しつつ固定、さらにフレームに対して斜めにネジを固定する事で、クサビ状の部分が外れないようにしてある。


外すのも手間だが、固定するのも手間のかかる構造だ。


そして、言葉では説明出来ている気がまったくしないので、図が必要だと思わせる構造だ。


すいません。今度手書きの図を用意しておきます。

語彙力については、言わないであげて下さい。


作業の進行具合はちょくちょくこちらでご紹介していきます。


有限会社ササキピアノ


 

 

 

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