ピアノのコロナ対策

アルコール除菌や最近話題の次亜塩素酸水での除菌はピアノにとって注意が必要です。

 

結論から申し上げますと、最悪の場合

鍵盤が溶けたり、外装の光沢の有る艶有りの黒が曇った灰色になったりします。

直接スプレーする事は避けてください。


ピアノはメーカーや年代やモデルによって、

鍵盤の素材が象牙だったり合成樹脂だったり

します。

鍵盤が溶けると大げさな表現をしましたが、

ドロドロと溶解する訳ではなく、厳密には象牙の場合ですが、アルコールが付着すると表面が艶消しになってしまいます。

その他のパーツや外装の塗料なども様々な材料が使われているため、一概には言えませんが、

フレームや響板などもアルコールに弱く、

真鍮製のペダルやネジ類の金属パーツは、次亜塩素酸に弱いため、どちらで除菌すれば大丈夫という断定は出来ません。


ピアノ教室やスタジオなど、

不特定多数の人が触れる場所にピアノが設置してある場合、

まずは弾く前に手指消毒。

演奏中は手を顔に触れない。

マスクを着用する。

などを徹底しましょう。


弾く人に理解してもらうため、このページを是非有効活用してください。




弊社でクリーニングを行う際は、細心の注意を払います。


下の動画は、クリーニング作業の一例の一部抜粋です。